仕事で使っているPCのHDD容量が低下しており、ようやく予算もつけてもらったので、大容量のHDDに乗せかえることにした。現在のWindows環境には満足しているので、この環境をそのまま新HDDに移植する計画。そのために必要になるのが、ディスク全体の複製となる。
ディスク丸ごとコピーとは、ハードディスクに記録されているMBR(マスタ・ブート・レコード)やパーティションテーブル、OS、ファイルシステム、アプリケーション、各種設定データ、ユーザーデータといった情報すべてを、そのままコピーすることで、単にエクスプローラなどからファイルのコピーをするだけでは、このような情報は渡らないため、どうしても専用のツールを利用してディスク全体の複製をすることになる。
専用のツールはフリーウェアでもいくつか優秀なものがあるようだが、今回は新HDD購入後の残り予算で、総合的なWindows管理ソフトであるPowerSuiteGoldenを購入した。
このソフトを使ってのディスク全体の複製方法には2つの方法がある。1つは[ディスク全体をクローン]という方法。今回のようにHDDのグレードアップなどに使う。Windows、プログラム、ファイルや個人的な設定のすべてを、新しいディスクに、数クリックでクローン(複製)できる。Windowsやプログラムの再インストールや再設定が不要となる。現在の環境にまで1から作りこむのは時間がかかるので、ディスク全体をクローンする方法は助かる。
もう1つは今回の用途とは異なるが[パーティションバックアップ]という方法で、主にデータのバックアップ目的で使用する。パーティションをイメージファイルに圧縮保存する方法。戻すときも同じツールを使って復元する。
今回は[ディスク全体をクローン]。まずソースディスクで現在のCドライブをクリックし、外付けでつないだ新HDDを保存先で指定する。そして実行するだけ。ディスクの丸ごとコピーが成功したら、新HDDをプライマリHDDとして起動する。後は新HDDでパーティション分割(もちろん、このソフトで可能)などをすれば、新HDDへの移行は完了。
ディスク全体の複製方法はこのソフトを使えばほんの数クリックで終了できる。操作も直感的に行うことができるので、他のWindows管理機能も活用していきたいと思っている。
hiroshi
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