思い出は美しすぎて？

■私の美しい思い出

むかし私が若い頃､彼女とドライブに行たんです。きれいな海岸の波打ち際でシートを引いて寝てたんですが。夏の終わりでその海岸、人は誰もいなかったんですよ。水着ではなくそのままの服装で寝ていたんです。暖かく気持ちよかったんですが、しばらくして私がトイレに行きたくなって起きました。彼女をおいて砂浜を２００メートルほど離れたトイレに行ったのですが、起きたときは風も少し出てきて、おやっと、思ったのですがおやっと、でもトイレはどこかと探すあまり、もうその事はすでに忘れてしまいました。往復４００メートル帰り道、あと５０メーター位手前でいやな予感がしました。するとなんともいえない　「ぎゃああああ」という叫び声。そうです彼女です、よくみると、波にのまれるというよりシートごと波にさらわれていました。後３０メートル砂浜です、走ろうにも足が取られて、なんだかおかしくなってって申しわけないって思ったけど、笑っちゃいながら助けてました。波が満潮の影響でザパーンって、彼女べちゃべちゃで、ぷんぷんで、っすっごく怒られましたね。

おやって思ったんですがね、あの時。そしていまでも後３０メートルからの風の音、砂の重さ、潮のにおい、そして彼女の声。まだデジカメなどなく当然SDカード何かも無かったあの頃。思い出って色んな事まで勝手に思い出てくるんですね。人の能力（脳みそ）もすごいですが開いてからあれーってならないように動画などはしっかりと編集管理したほうがよさそうですね。忘れっぽいですからね、特に私は。