マルチメディアカードの紹介
マルチメディアカードというものは、簡単に説明します。
サンディスクとシーメンスが共同で開発した、メモリーカードです。
專門的になりますが、インターフェースが7ピンのシリアルで、速度が1秒間に2MBとなっています。
クロックは最大20Mbpsとなっています。
規格上の最大速度は、52MB/secとなっています。
記憶容量としては、メモリーカードとしては中間的な位置に属していて、最小4MBから4GBまでに対応しています。
マルチメディアカードはSDカードの前身でなくなっていくと思われていましたが、SDカードとは異なる部分もあり今でもマルチメディアカード自体が残っています。
現在、マルチメディアカードが主に使われているのは、eMMCという規格のもので内臓ストレージとして幅広く流通しています。
マルチメディアカードは、7点設置点となっていて、そのうちの3点は電源として利用されていて、残りの4点が有効信号として使われています。
データ電装に使われる信号もクロック同期シリアルといいう方式で使われています。
動作すると気の電源電圧としては、動作の可能範囲を読み出すために必要なレジスタを読み出してから確認をするような設定になっていまして、電圧としては2.7Vから3.6Vまでの範囲であれば、動作可能となっています。
電源電流に関しては、一番使用するときで、数十mAが流れるので、100mAほどあれば十分に動作が可能となります。
データの伝送プロトコルとしてはSPIモードを採用しています。
このモードはマルチメディアカードを利用するために作られたプロトコルとなります。
SPIモードは他のネイティブモードで伝送するよりも非常に単純になっていて、マイコンに内臓されているSPIポートを使用して簡単に制御することができます。
そのため、組み込みシステムの中では、コストカットの面からMMC専用のインターフェースを採用することがむつかしいのですが、SPIモードを利用すれば、簡単にカードを制御する事が可能となります。
それぞれの信号の入出力方向が固定されている、SPIモードでは、バイト転送のシリアル通信となります。
カードに信号を送りそのレスポンス確認してから転送する仕組みとなっていて、ポーリング制御を行っています。
その時のコマンド応答時間は、1から8バイトとなっています。
データ転送のトランザクションの間は、必ずCSをアサートに保持しておかなければいけません。
実際のSPIレスポンス時のコマンドの詳細ですが、複数のタイプがあります。
1つ目にR1と言われるもので、1バイトのコマンドとなり、そのデータの内容が00であれば正常転送終了となります。
各ビット事にエラーが決まっていて、どれかが1になるとその信号がエラーということになります。
もう一つがR3と言われるもので、R1にプラスOCRと言われる32ビットのエラー識別データ領域があります。
コマンドのやり取りのあとに実際のデータの転送を行います。
その時の校生としては、トークン・データブロック・CRCの3つから校正されています。
これをまとめてパケットと読んでいます。
データの転送はこのパケットで行われるようになっています。
最終的な転送データの終了は、STOP Tranトークンというものがあり、こちらにはデータ部とCRCを持っていないで、終了のトークンとして利用します。
このようにデータの転送には、開始信号と実際のデータ転送とに分かれています。
通常マルチメディカードを挿入して電源を入れると1msほど待機してから、コマンド受け入れができる状態になります。
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akira
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