会社で使用しているPCには、支給されているWondershare社のPowerSuiteGoldenというWindowsの管理・復元ソフトをインストールしてあり、Windowsに関する全般的なケアはこのソフト一つで行っている。
例えばパーティションバックアップや、インターネット最適化、PCの健康診断などの機能を使っているのだけど、とにかく操作が簡単で、営業職でPCにさほど造詣のない私や同僚にも使えている優良なソフト。
社内で規定があり、このソフトを使って各自が使用しているPCに合わせて、万が一Windowsが起動しなくなった場合用の起動用ディスクを作成するように指示されている。作成の方法はいたって簡単で、このソフトの中のLiveBootというツールを起動し、LiveBootCDを作成、というボタンをクリックし、書き込み。これでCDは完成するのでWindowsエクスプローラーからCDの中身を確認し、3つのフォルダ、BOOTEFI、SOURCESと1つのファイルBOOTMGRが確認できればOK。
この起動ディスクはCDだけでなくUSBメモリにも作成することができるので、ノートPCを使っている人はそれを使っている。こんな感じで(会社による仕事の一環だけど)、Windowsのシステム復元については準備ができていた訳だけど、先日突然、Windowsが起動しなくなってしまった。電源を入れてしばらくしてメーカーロゴの表示の後、黒い画面でカーソルが点滅して、どうにも動かない。備えがないとぞっとするような状況だが、起動ディスクを使ってすぐに復旧作業に入ることができた。
起動ディスクをCDドライブに入れて再度電源を入れる。LiveBootが起動したら、ウィザードの指示に従ってWindows復旧、MBR(マスターブートレコード)復旧、DPT(ディスクパーティションテーブル)復旧、レジストリ復旧について、順にボタンをクリックしていくだけ。後はデータ類の無事を確認する。
マイクロソフト標準の手順ではこんなに簡単には復旧しなかったと思う。今回使用したPowerSuiteGoldenのように、自分で一からやるとすると、システム復元の仕方ひとつとっても、煩雑になるだろう操作が、実にクリック数回で簡単に実行できた。高性能で操作性のよいPowerSuiteGoldenのようなWindows管理ソフトは、ぜひ備えておくべきだと痛感した。
hiroshi
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