Wondershare「スーパーメディア変換！（Mac版）」体験レビュー①

Wondershare「スーパーメディア変換！（Mac版）」とは？

その名のとおり、動画ファイルを様々な形式に変換するソフトです。 個人用の動画の変換にはフリーソフトを使用していたのですが、スーパーメディア変換ですとyoutubeなどで用いられるFLVファイルやAdobe Flash Playerの再生用フォーマットの一つであるSWFにも対応していて、数多くの動画を扱うことができます。 操作は至って簡単で、動画の変換のみなら出力形式をコンボボックスで選択し、変換ボタンを押すだけです。 画面の中の動画の一部分を抜き出すことも、動画の途中の部分を抜き出すことも可能です。

さらには、自分が作成した動画であることを示す”透かし”を入れることも可能で、”透かし”の透明度も指定できます。 動画の読み込みは、動画ファイルを指定する方法からWEBのアドレスを指定する方法、そしてDVDなどのメディアから読み込む方法の3種類があり、ほとんどの動画をカバーできます。 出力形式の選択も圧巻で、それぞれのフォーマットには（PSP用などと）どのプレイヤー用の動画かが親切に掲載されておりますので、迷うことがありません。

触ってみて

恥ずかしながら最初、変換ボタンが分かりませんでした。 動画の編集で特定の場面にテキストを追加しようとしましたが、全部に適用されてしまうことが分かりました。 （例えば商品プレゼントの場面に”プレゼントの応募は終了しています”の文字を入れると、動画の最初から最後までこの文字が表示されてしまいます。） 慣れると本当に使いやすく、様々な動画を変換して楽しんでいます。 PSP用の動画だけでなく、iPhone用の動画も簡単に作成できました。 一つ気になるのは、TV番組制作会社より送られてきたDVDからISOファイルの作成に失敗します。

もちろんコピーガード等は入っておりませんので、ハードの問題でしょうか。 （Mac mini + USB接続DVDドライブで行っております。） Windows機+フリーソフトではできましたので、もう少し試してみたいと思います。

感想

今までは動画の変換にお金を払うなんてもったいないと思っていましたが、使ってみると確かに高機能ですし、今まで複数のソフトを組み合わせて行っていたことが一発ででき、購入もアリだなと実感しました。 最初だけ少し戸惑いましたが、慣れると本当に楽で必要最低限の操作で変換できるよう設計されていることがわかります。 使えば使うほど、フリーソフトを組み合わせて行う場合と比べ時間が節約できますので、動画の変換を多く行う方には本当にお勧めです。 これからPSPやiPhoneでお気に入りの動画を見るために動画の変換にチャレンジされる方にも本当にお勧めです。 以上、簡単ではありますがスーパーメディア変換についてレビューさせていただきました。 このレビューが、パソコンでたくさんの動画を見られる方の参考になりましたら幸いです。

追記

SDカードに記録されたビデオデータの編集を行ってみましたが、驚くほどスムーズにDVDにすることができました。 いくつかのDVDの読み込み（ホームビデオ等で撮影したもの）を編集して、各動画ファイルに変換してみましたが、これも簡単に変換できました。 前回できなかったDVDからの直接ISOファイルへの変換ですが、バージョンアップをしたら選択できなくなりました。 ”DVD作成モードでこのファイル形式が選択できません”と表示されています。

元々すべきではなかったのですね。 動画の変換が目的でDVDの保存が目的でないとすれば納得です。 ちなみにDVDをそのままISOファイルに変換することはできませんが、一度変換した動画をISOファイルに変換することはできます。