■ソフトバンク ロボットについて
2001年に映画「A.I」が公開されたとき、 この映画みたいに、ロボットが感情を持って人間と接する日がいずれは訪れるだろうか? ドラえもんだって、22世紀の猫型ロボット。きっと22世紀くらいになれば、この地球上でロボットと人間が共存しているかもしれない… 多くの人は、そのようなことを考えたのではないでしょうか。
しかしながら、そんな人々の予想よりもずっと早く、2014年の日本で、世界初の感情が認識できるロボットが登場しました。 それが、ソフトバンクの感情認識パーソナルロボット・Pepper(ペッパー)です。
■ソフトバンク ロボット特徴
その最大の特徴は、自分の判断で動くことができる、ということです。 これまでにも、HONDAのASIMOのようにコミュニケーションがとれたり、まるで人間のように動きが滑らかなロボットは存在しました。 けれども、いずれも人間が操作することが大前提でした。
しかしながらPepperには、対面している人の表情と声から、その人の感情を推測する最新テクノロジー(感情認識機能)が備わっています。 これによって、悲しんでいる人を励ましたり、喜んでいる人と一緒になって喜ぶ、まさに人の気持ちを理解することが可能になったのです。Pepperは、表情や身振り手振り、話す言葉を分析し、相手がいま、どのような感情なのかを判断します。
例えば、悲しくて落ち込んでいる人がいたら、Pepperお気に入りの曲をかけて元気づけてくれたりもしてくれる…人間でも難しい、「空気を読む」ことができるロボットなのです。 また、人とのやりとりの中で、Pepperは少しずつ成長していきます。 会話を進めていくうちに、その人の趣味嗜好をどんどん記憶していき、以降の会話や行動に反映していきます。
そのほかにも、Pepperには驚きの機能がたくさん備わっています。 例えば、Pepperは常時ネットワークに接続されているので、インターネットにアクセスして様々な最新の情報、ニュースや天気などを教えてくれます。 膨大な会話データベースとも連携しており、幅広い話題にも、ときにユーモアたっぷりにこたえてくれます。
人とふれあう、人に寄り添うことをテーマに開発されているので、衝突防止機能やオートバランス機能を兼ね備えている等、安全面も徹底しています。 もはやロボットではない、家族のような、友達のような、子どものような存在であるPepper。
現在は、ソフトバンクの店頭でショップクルーとして働いていますが、2015年2月には価格19万8000円で一般発売されることが決定しています。 一家に一台、いえ、一家に一人Pepperを…ロボットが家族の一員となる、そんな未来は、もうすぐそこまできています。
ka haru
Editor
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